WWE Catch Up(2/25)

 

最近通常回をちゃんと見れていなかったので、cagematchのレーティングを参考に数試合見た際のメモ

 

Axiom(26) & Nathan Frazer(25) vs. Edris Enofe(?) & Malik Blade(?)/16:42

2024.2.6 NXT#719 (WON ****1/4)

Edris, Malik組の試合を見たのは初めて。年齢は不明だが、キャリアはそれぞれ2年と6年の若手タッグ。

 

収穫は、私はハイフライヤー4人揃ったタッグ戦は好みでないとわかったこと。すごい動きだけど、ふーんみたいな。

 

Gunther(36) vThe Miz(43)/IC王座戦

2023.12.18 RAW#1595(WON ****1/4)/21:10

Guntherの良いところは、大一番で新たな技を使った際、そのほぼ全てがクラシカルかつ彼にきちんとフィットしていること。自分のルックスやスタイルに合った技がどれか正確にわかっているのです。

今回はグラウンドでのネックロックを披露したけれど、それも綺麗に使いこなしていた。この技はいかにもプロレスといった見た目重視のもので、使い手が違えば嘘くさく見えかねないが、彼が使うときちんとした説得力が生まれる。

 

一方、残念だったのは最終盤。雪崩式SCFを受けたGuntherはなんとかリング外へと転がり落ちる→The MizがGuntherをリング内へと戻す→The Mizもリング内に戻る→待ち構えていたGuntherがパワーボム→(逆回転の?)レインメーカーパワーボムでピン。

奥の手の雪崩式のフィニッシャーを受けて場外で虫の息のはずだったのに、リングに戻ると突如ムクっと立ち上がり、大技3連発。ダメージ計算どうなってるの?最後の力を振り絞ってパワーボム1発、そのまま倒れこむようにフォールの方が理にかなっていると思う。

とはいえThe Mizの20分越えの試合が見られるのは嬉しいし、良い試合でした。

 

Dijak(36) vs Eddie Thorpe(33)/NXT Underground戦, 15:47

2023.12.26 NXT#713/ WON ****

Underground戦とは、ロープが取り外されたリングで戦うNoDQ戦の亜型。地下格闘技をイメージした形式で決着はKOかタップアウト。ピンフォールはなし。リング周りにはレスラーが集まるが、特に試合には介入せずfaceのThorpe側を応援するのみ。皆でバンバンリングを叩く姿は日本の女子プロ感が少しある。

 

Thorpeの試合をきちんと見たのは初めて。彼は小刻みに踊りながら入場。イメージキャラクターは狼?リングギアも独特で、何が元ネタがありそうだが私は知らない。

 

中盤以降は場外へ相手を放り出す大技を繰り出し合うがKOには至らず。(ロープがないのでリング内から外へsuplexで投げっぱなすこともできるのだ)。互いにベルトでしばき合うシーンも挟まるが、これもKOにまでは当然至らず(そりゃそうだ)。

 

終盤Thorpeはヘッドロックでの失神を狙い、逆にDijakは振り落とそうと手を尽くすが、しがみつき続けたThorpe。首を絞められ続けたDijakは何度もKO寸前に。ただレフェリーが試合を止めようとするたびに、ギリギリのタイミングで目を覚ましレフェリーの手を押さえる。

 

「 流石にKOでは?→レフェリーチェック→ギリギリで復活→また失神寸前」の繰り返しが最終盤の見どころだったわけだけれど、特筆すべきはDijakの表情。

画面内で行われていることはシンプルなヘッドロックのみなので、彼の表情は、その間中ずっと、2人の攻防を表現するのに大きな役割を果たし続けなければならなかった。つまりプロレス技のアクションには頼れず、いわゆる"顔でプロレス"する必要があったシーンだったのだけど、それをWWEでもなかなか見ない高いレベルでやってのけていた。拍手。

 

その後DijakはThorpeを背負いつつふらつきながらも実況席上での攻防へ。

あの瞬間の実況席は、チェーホフのいう"発砲されるべき銃"と同じでこの試合の決着をつける小道具になるなと、皆がなんとなくわかっていた。"壊されるべき実況席"が(ここでも間延びせずに)、きちんと壊されて決着がつくまでの手際もまた見事でした。

 

今回の試合形式について。ピンフォールがない点はLast Man Standing戦に似ているけど、あれは勝利に10カウント必要なのでカウント待ちの時間の長さが気になることがある。一方Underground戦は、レフェリーが試合を続行するかを即座にチェックするのでそんなに間があかない。より正確にいえば間の長さはレフェリーが自由に決められるので間伸びしにくい。

 

Thorpeも十分に大きいのだがDijakはそれ以上に迫力があり、ダビデゴリアテ的な要素も押し出され、2人のキャラクターと試合形式が綺麗に噛み合っていた。 今回紹介した中ではベストの試合はこれかな。

WWEセグメント月間賞候補作品(随時更新)| 2021以前

 

2017

ジョン・シナローマン・レインズ 「俺がまだWWEに出てるのは、お前が不甲斐ないから」

"Cause I can do this part time better than you could ever do it full time"

 

プロモを飛ばしたレインズを容赦なく責めるシナ。スイッチが入った時の彼がマイクを持つと、プロレス界の誰よりも無慈悲になれる。

https://www.youtube.com/watch?v=36cLMYMrOTk

 

2018 

11月 ベッキー・リンチ 「流血した顔で観客席に立つベッキー・リンチ

https://www.youtube.com/watch?v=OLzeX81TGTc

 

2020年

1月 キング・コービン、ローマン・レインズ、ウーソズ 「ドッグフードをかけられるコービン」

キングコービンは、敗戦の罰ゲームとしてドッグフードを食べることになったが抵抗。そのため手錠をかけられたうえ、頭にドッグフードをかけられる。当時公開されたハイライト版動画は1300万再生、1年後に公開されたフル版は8000万再生と大いにバズる。

 さらにそれに先立つ2019/12/6のコービンがレインズにドッグフードをかけるシーンは計2100万再生、その翌週にコービンがニューデイにドッグフードをかけようとしたところをレインズが救出に来たシーンは2600万再生と、大きな反響を得た抗争だった。

 今思えばトニ・ストームとシャーロットの顔にパイをぶつけ合う抗争は、これを手本にしていたのだろうなと。

https://www.youtube.com/watch?v=ZkVfSLL9gvE

 

3月 ランディ・オートン、ベス・フェニックス 「大親友のエッジの頭を椅子で殴ったのは、本人のためを思ってのこと。」
オートンがプロモに力をいれるきっかけとなったセグメントだそう。以前は苦手だから、とあまり力をいれていなかったが、この成功をきっかけに試合と同等あるいはそれ以上に重要視するようになったらしい。
首の怪我による引退から復帰したエッジ。そのエッジをオートンはコンチェアトして欠場に追い込んだ。怒って詰め寄るエッジの妻、ベスに対するプロモ。
「エッジは歓声を求めるジャンキーだ。彼はこんな怪我のリスクのあることをせずに、子供たちと家で穏やかに過ごしているべきだ。そもそも妻のあんたがなんとしても復帰を止めるべきだった。俺は仕方なく、大親友の義務として、彼にコンチェアトしたんだ」とめちゃくちゃな論理を口にするオートン。まるで本当に彼のことを思って攻撃したかのような口振りで、サイコパス感を存分に発揮している。
とにかく素晴らしいプロモで未見の方は是非チェックを。

https://www.youtube.com/watch?v=saGIE6FY9pk

 

3月 ASUKA 「日本語解説」

コロナで無観客になった直後のRawを日本語で盛り上げる。コメント欄では非日本語話者のファンにも大ウケ。

https://www.youtube.com/watch?v=p-JOWe2MMiY

 

5月 カイリ・セインナイア・ジャックス
バックステージで1人リコーダーを吹いているカイリが、後ろからナイア・ジャックスに襲われるだけだが、このシュールさが魅力でたまに見返したくなる。

https://www.youtube.com/watch?v=LUVAjQ77W_I

 

5月 ベッキー・リンチ、ASUKA 「You go and be a warrior, 'cause I'm gonna go and be a mother」

コロナ禍始まったばかりで、皆鬱々としてた時期なこともあり、貴重な明るいニュースだった覚えがある。

https://www.youtube.com/watch?v=U4yv3L0XXf0

 

 

10月

ジェイ・ウーソ、ローマン・レインズ 「Which one are you?」

傑作。見返しても鳥肌が立つ。

ジェイ・ウーソ「ローマンは、うちのファミリーの間違いなく顔だ。でももしかしたら僕だってローマンみたいになれるかもしれない」、「ローマンは『メインイベンター』、『Mr.レッスルマニア』。みんなに尊敬されている。一方普段僕がなんて声かけられているか知ってるかい?『双子のどっち?』だ」

https://www.youtube.com/watch?v=2BaoA5ozZzE

 

 

12月

サミ・ゼイン、ビッグE| 「サミー賞」

https://youtu.be/n8qZJFCEbp8

 

 

2021年

8月

バロン・コービン 「サッド・コービン」

これも傑作。一つのセグメントというより、一連のどのセグメント(番組内、外、Twitter含め)も素晴らしかった。

https://www.youtube.com/watch?v=b7wyPyY3eNk

 

 

ランディ・オートン、リドル「RKO-bro再結成」

https://youtu.be/74BGHiA3EMM

 

シナ vs レインズ関連

https://youtu.be/BRprgpqA-fk

 

 

12月

ローマン・レインズポール・ヘイマン 「ヘイマンの粛清」

https://youtu.be/lebwGmsX2dg

 

グレイソン・ウォーラー、ジョニー・ガルガノ「退団スピーチ中の襲撃」

Wargame戦に出たメンバーの中では1番印象の薄かったウォーラーだが、このセグメントで一気にNXT2.0勢のトップ勢に躍り出た。

https://youtu.be/vnHDZTsIHkQ

WWEセグメント月間賞候補作品(随時更新)| 2022年版

1月

セス・ロリンズローマン・レインズ 「王座戦に向けて心理戦を仕掛けるロリンズ」

https://youtu.be/w5jahdZzhFo

 今年のベストストーリーの一つ。ただ殴り合うだけでなく、ストーリーがきちんとある抗争こそビッグ・マッチにふさわしい。

 

ブロック・レスナーポール・ヘイマン

https://youtu.be/vxbxTYqBxIg

 

ブロック・レスナーポール・ヘイマンボビー・ラシュリー 「Knock・Knockジョーク」

https://youtu.be/Y1ZLqQbSZiU

 

ミッキー・ジェームス| 「ロイヤルランブル戦後のインタビュー」

https://youtu.be/hTxPYePiNcw

女子プロ界を長く背負ってきたレスラーの生の感情が見れる貴重なもの。

 

2月

パット・マカフィー| 「Stupendous

https://youtube.com/shorts/L6egZq1y68Q?feature=share

解説

 パット・マカフィーが、今年のWMのキャッチフレーズ"Stupendous(驚くべき、素晴らしいといった意)"の同義語を、辞書を読みながら連呼したシーン。連呼し終えると手に持っていた辞書をコールに、"お前も読めよ!"といって投げ渡す。

 米国内の注目度が非常に高いスーパーボウルのCMは、広告費が非常に高いことで有名だが、今年はそこでWMのCMが放映された。そのCMはこのシーンが元となっていた。

 

中邑真輔、リック・ブーズ、サミ・ゼイン| 「In-Zayn ポッドキャスト収録」

https://youtu.be/Vgl5qQGEMcs

ジョニー・ノックスビルのパロディポッドキャストに中邑・ブーズ組が出演。両者の良さが出た良セグメント。ゼインの良いところの一つは、ヘタレヒールを最上級の表現でこなしつつも、強キャラを維持できることろである。

 

トマソ・チャンパ| 「NXTユニバースへのメッセージ」

https://youtu.be/ZiU56HzBqXM

 

3月

ヴィーア・マハーン| 「Veer is Coming to Raw」

https://youtu.be/eiEeEOpUcD4

 

ビンス・マクマホン、アンダーテイカー 「アンダーテイカー、殿堂入りスピーチ」

https://www.youtube.com/watch?v=2pLOoDe6csc

 

4月

ジーキュル、ケビン・オーエンズ、チャド・ゲーブル| 「嘘発見器

https://youtu.be/UnorBHcnWgo

解説

 純粋なルーキーとして振る舞うエジーキュルと、異常な執着ぶりを見せるオーエンズとの対比が笑える。インテリキャラのゲーブルもこの場に合っていた。

 

戸澤陽、タミーナ、レジー、ダナ・ブラック、R-トゥルス| 「誓約式」

https://youtu.be/oVQePbfzKls

 

5月(候補作)

 

リドルのプロモ

https://youtu.be/xRiG0ZrigsA

 

6月①

キャメロン・グライムス「ブロン・ブレイカーが所持するNXT王座挑戦に向けたプロモ」

https://youtu.be/j0c7EsEjSi4

(プロモ部は動画後半)

解説

 グライムスはStand & Deliverにて北米王座を獲得したが、割とすぐにファンからブーイングをもらい始めた(ベビーなのに)。私もグライムスのキャラにはピンとこない部分があったのだが、このプロモを見てその印象は大きく変わった。内容としては、

 「ブレイカーの父親と同じく、俺の父親もレスラーだった。ブレイカーの父親のことは皆が知ってるが、俺の父親のことはこの場の誰も知らない。ブレイカーがNXT王座をとった時父親も前列でみてた。俺の父親は亡くなったからそれは叶わないが、天国の父親に息子が王座を取るとこを見せたい。ブレイカー、お前は逸材だしエリートだ。だが俺にはお前にない熱い気持ちがある。」

 と言った感じ。グライムスの熱意を知ったブレイカーが、挑戦を受諾する。

 グライムスのセリフの節のつけ方が素晴らしく、実生活もうまく混ぜた情熱的なプロモだった。節やテンポはノッてる時のシナに近いものがあった。挑戦者として自らをブレイカーに対して下手に置くも、弱くは見せず。

 

6月②

ジョン・シナ 「バックステージのスーパースター、スタッフらによる祝福」

https://youtu.be/SCvM38dy9tg

 

7月①

マキシマム・メイル・モデルズ、パット・マカフィー| 「所属モデルお披露目」

https://youtu.be/WFBXIcwITI0

解説

 言わずと知れた名作。何週間も焦らしたMMM所属モデルの披露。デュプリも良かったが、パットはもうWWEの宝ですね。だいたいのスパスタよりも替えが利かない人材である。

 

 

7月②

ローマン・レインズ「お前のパパはもういないんだよ」

https://youtu.be/Mq54Q_AMAEM

解説

 タイトルはレインズがセオリーに放った言葉。放送日はヴィンス引退の直後。ここでの"パパ"は、番組上ではセオリーの師匠役であり、バックステージでもセオリーの活躍に大きく後押ししていたであろうヴィンスを指す。

 時間は短いが、レインズがマイクでセオリーをボコボコにして格の違いを見せつけたプロモ。立ち振る舞いから感じられるオーラや余裕を見ると、ノリに乗ってるセオリーですらしょぼくれて見える。2017年8月のシナがレインズを圧倒した調印式でのプロモに近いものがある。

 最後の"I run the Garden now"というセリフも、MSGを仕切ってきたヴィンスが引退し、今は俺だぞ、という含意がある。直接的な言葉遣いではないが、婉曲的でその分、味のあるプロモでした。

 

9月 サミ・ゼイン、ローマン・レインズ、ジェイ・ウーソ、ジミー・ウーソ、ソロ・シコア、ポール・ヘイマン 「The Bloodline’s Acknowledgment Ceremony」

https://www.youtube.com/watch?v=dXmZz2DuKek

 

10月 

サミ・ゼイン、ローマン・レインズ、ジェイ・ウーソ、ジミー・ウーソ、ソロ・シコア、ポール・ヘイマン 「Ucey」

必死に笑いを堪えるジェイ・ウーソ

https://www.youtube.com/watch?v=5MNkRaqkBvU

サミゼインのプロモ意訳【SD2021/1/8,ガントレット戦前】

 

今回の動画

www.youtube.com

 今回は2021年1月のスマックダウンより、サミ・ゼインのプロモを意訳する。これはロイヤルランブルで行われるユニバーサル王座戦の挑戦者決定ガントレット戦の入場時のもの。最初の二人は、ゼインとレイ・ミステリオだった。

 

 ゼインは2020年後半に勘違い陰謀論者キャラを始めたが、これがまさにはまり役だった。自分が実力で負けたのに、すべて会社の陰謀のせいにする。コロナやらコロナワクチンに関する陰謀論者が話題になったことを踏まえてのエッジのきいたキャラ。「僕は抑圧された民衆ために戦っていて、民衆も僕のことを支持しているのに、会社の陰謀で勝てないんだ」みたいなことを毎週言っては負けていた。

 

 特にこのプロモでは、声を震わせる演技とその時の表情が最高。これでWWE以前はマスクマンだったなんて、もったいないじゃんか!!メインロースターでのベビーは出番が減った時もあったけど、今やミズとタメを張れるぐらいのヘタレおしゃべりヒール。毎週番組で出番をもらえているなんてすごいぞ!

 

以下プロモ意訳


 

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試合前のマイクアピール

 この挑戦者決定戦が行われると聞いたとき、WWEに「僕も参加させてくれ」っていったんだ。驚いたことに、希望が通った。参加を許可されたんだ。

 ただ、、偶然だろうけど、参加順は1番目だ。妙な偶然だよね?1番目ってのは、一番勝率が低い順番だ。なんて偶然だ、なんて不運なんだ!ここ数か月、僕はこんなような不運にいつも見舞われていた。けどついに"真実"に気づいたんだ。"不運"なんかじゃない!これは、僕をねらった巨大な陰謀なんだ! 

<会場ブーイング>

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全部僕を狙った陰謀なんだ!

 

信じられないだろうけど、陰謀が存在するんだ。僕は「これは陰謀だ!」ってずっとみんなにいってきた。でも誰も信じてくれない。

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 だから今日は、"助っ人"を個人的に連れてきたんだ。WWEが雇ったカメラマンじゃだめなんだ。だってあいつらは会社のいいなりだからね。今日連れてきたのは、偏見を持たないドキュメンタリー制作者だ

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陰謀を明らかにするために、一部始終を記録するぞ

 彼らは僕への陰謀を暴いて、世間に公表するためにドキュメンタリーを作ってくれてる。僕はその陰謀のせいで、大事なIC王座を失ったんだ。。。

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声を詰まらせるゼイン

 このドキュメンタリーが世に出ればみんなも、僕がこそが本当のICチャンピオンだとわかってくれるだろう。僕の腰にベルトはないけど、今でもぼくは「民衆のチャンピオン」なんだ。僕は不平はいわないし、泣き言もいわない。僕は正義のために戦うんだ!

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正義のために戦う!

 手始めにレイ・ミステリオ、お前を倒すさ。おまえだけじゃなくて、参加者全員を倒して、この勝負に勝ってやる。不利な条件だけど、陰謀なんかにまけないぞ!

 

ここで試合開始


しかし、、、

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ドキュメンタリー班への指示だしに気を取られ、、

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秒殺されてしまう。。

 

おわり

 

完成したドキュメンタリーの一部も公開されている

www.youtube.com

最近の雑感。チャンパ、ブレイカー

 

 

①チャンパ vs ブレイカ


新年早々NXT王座戦が行われ、ブレイカーが勝利しました。語るべきことの多い試合でしたが、特に入場が印象的。

 

ブレイカーは

  • Black and Goldのロゴがタイタントロンに映され、そのロゴに鎖で繋がれているブレイカー。
  • その鎖を引きちぎり、
  • 通路上のBlack and Goldのロゴを真っ二つにして入場。

「NXT1.0時代は鎖に縛られていた」、という演出は興味深いです。確かにNXT1.0がもしこのまま続いていたとしたら、彼やディアンジェロらの含めインディ経験のほぼない2.0世代に、ここまで大きな期待やチャンスが与えられていたかは、ちょっとわかりませんし。

 

一方チャンパは、破壊されたロゴをじっと見つめ→その隣でベルトを掲げて入場

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主要選手/裏方が大方去り、Wargame戦も新世代に負けて、Black and Gold時代は過去のものとなりました。自分たちが作り上げた時代が終わっても(見方によっては突然壊されても)、最後まで残って王者としての務めを果たしきるチャンパの姿勢。破壊されたBlack and Goldのロゴを見ても表情を変えず、その脇で黒金色のベルトを堂々と掲げる姿は、その彼の姿勢そのものでしたね。

 

チャンパの入場前に、スタッフがロゴを取り去ることもできたわけですから、チャンパがロゴの脇を通ること含めての、入場演出でしょう。未見の方はぜひ入場だけでも。

 

チャンパはこの後どうするのでしょうか?今週のSDのダークマッチでピート・ダンと対戦したので、ロイヤルランブル戦で昇格かもしれませんね。

 

 

 

NXT2.0雑感

 

 今日からスタートしたNXT2.0。私はRaw・SDの視聴がメインでNXTは公式YouTubeで追うぐらいですが、NXTがどう変わるのかと、今日の放送が楽しみでした。NXTがWWEネットワークにあがるのは放送翌日のため、公式YouTubeを見ての感想になりますが、主に新顔について、気になった点をつらつら書いていきます。

 

①ブロン・ブレイカのデビュー


まだ23歳!!

リック・スタイナーの息子

・大学でのアメフトとレスリングの経験あり。

・プロレスデビュー戦は去年の10月、WWE入団は今年の2月。歴は1年ちょい(wiki情報)。

 いきなりLAナイトに勝利したブレイカー。試合も良いが、このプロレス歴、年齢で既にキャラが素晴らしく立っている。相手へのリスペクトを一応口にしつつも、少し傲慢な自信家といった感じ。

 

 

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「戴冠おめでとうございます、チャンパ先輩。でも俺がベルト取りますから」が最高。

 

 

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大先輩で王者のチャンパと対峙して、自信に満ちたこの目つき。今日は実質WWEデビュー日なのに。何度でも言うけれどまだ23歳。

 

 リングネームにはスタイナーとついていないが、お父さん、あるいはボディロッキンで激ヤバな叔父さんがマネージャー役をやらないならこれでよい。彼なら2世というキャラ付けがなくても活躍できそうだし。

 

 

②トニー・ディアンジェロのデビュー


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「大学ではレスリングのアメリカ代表まで上り詰めたが、アマレスじゃ大して稼げない。NXTで稼いだる!」

・プロモビデオでのみ登場。

・マフィアとつながりある感じのキャラらしい。

26歳とこちらも若い

・彼もブレイカーと同じく今年2月入団。WWE入団以前にプロレス歴があるかは不明。

 

 プロレス歴短いアスリートタイプな経歴っぽいが、演技上手くないですか??あと、本人のらしきlinked inを見つけました(本物かは不明)。それによると大学卒業後はセールスとか(臨時の)教員*1等をしていたらしい。

→24.2.25追記 ウォーラーと同じで先生か!

 

 

③アイビー・ナイル


・ダイアモンド・マイン新加入のスパスタ

・29歳。

WWE入団は去年の1月。

総合格闘技の経験あり。あと、タイタン・ゲームズなるロック様がホストのSASUKE的なTV番組で結構活躍したらしい。

・彼女もWWE入団以前には、プロレス界での目立った活動はおそらくない。

ベイズラー系列のスパスタっぽい。NXTはどのユニットにも女子を加えるのが良いですよね。

 

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マルコム・ビベンズが「おまえのマッスルみせたれ!」的なことを言ったのは、彼女がフィットネスコンペティションという(ボディービルディングに似た)競技の経験があるからだと思う。

 ポーズ中にケイ・リー・レイが出てきて、「いや私のマッスルのほうが美しい」と主張しボディービルディング対決になるような展開は、おそらくNXT1.0のファンが恐れたものだが、幸いそうはならず。新生NXT、ここまで堅実な立ち上がりである。

 

④フォン・ワグナー


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・こちらもまだ27歳。2019年3月入団。

・80〜90年代にWWFで活躍したウェイン・ブルームの息子。

 

カル・ブルームというリングネームの時、「彼は数年でメインイベント級のレスラーになれるとWWE内部で評判だ」という記事が去年出たので、名前を聞いたことのある方もいるかも。やはりNXT側の期待も高く、いきなりNXT王座戦に出場。

 

マッキンの貢献


 マッキンが仕事の一環として、Twitterでこまめに実況していたが、NXT公式並みのRT数を得ていた。"Chosen one"という単語に反応したり、マッキン対ウォルターの可能性について触れたりと、ベビーフェイスとしてネットファンを盛り上げるコツを、さすがわかっていらっしゃるなと。

 

まとめ


 ブレイカーが番組最初に登場した時は、新生NXTの路線変換で、今日はこんなマッチョのデビューが延々と続く日になるのではと不安だったが、結局彼が一番マッチョだった。

 

 あとWWE入団以前にプロレス歴がほぼない選手のデビューは、まっさらな気持ちで観れるから、こちらも気楽で良い。「インディ時代の彼の良さをちゃんと引き出せよ、WWE」的なプレッシャーを含んだ空気もないし。

 

 

*1:小学校のSubstitute Teacherとある。